みかんは日本を代表する果物。

特に和歌山県や愛媛県は高級みかんの産地として有名ですよね。

今回はみかんの特許のお話です。

和歌山県のご当地みかん!みかんのブランド化に成功

特許の種類にも色々ありますが、2006年、特許庁は地域団体商標制度(「地域の名称+商品の名称」から成るブランド展開を緩和する制度)の認定第一弾を発表しました。

和歌山県が申請していた「有田みかん」もその1つ。

その年の11月、見事地域団体商標として認められました。

「有田むき」なる独特のみかんのむき方もブームに。

有田みかんの特許とは

有田みかんの特許(商標)を取得したのは、厳密に言うと和歌山県ではなく「ありだ農業共同組合」です。

和歌山県有田地域産のみかんが特許(商標)の対象になります。

「有田みかん」
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/shoukai/ichiran/5002567.html

愛媛県も出願!西宇和みかんも特許みかん

全国でご当地グルメに特許を申請する動きが高まり、愛媛県も2018年、西宇和みかんで特許(商標)を申請、無事に認められました。

西宇和みかんの特許とは

愛媛県の西宇和農業共同組合が取得した西宇和みかんの特許(商標)は、八幡浜市と西宇和郡、及び西宇和市三瓶町産のみかんが対象です。

生のみかんはもちろん、冷凍みかんや対象みかんを原料にしたジャムなどの商品も、特許商品に含まれます。

ちなみに、愛媛にはもう1つ商標を取得した真穴みかんというブランドみかんも。

今後も新しい品種が開発されればご当地みかんが増えるでしょう。

「西宇和みかん」

https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/shoukai/ichiran/5015121.html

みかんの特許まとめ

土地や気候条件も重なり、ブランドみかんとなる極上のみかんができあがります。

日本はみかんがたくさん採れるので、贈り物を選ぶ時にも迷ってしまいますが、特許(商標)を取得したみかんを贈れば良い話題になるのではないでしょうか。