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沼津港名物!海鮮かき揚げ丼の特許とは

沼津港の魚市場に行くと、

本当に美味しいものをたくさん食べることができます。

中でも一番の行列店「魚河岸丸天」のあるメニューは、

特許を取得しています。

今回はマグロを使った名物料理の特許に関するお話です。

沼津魚市場の名店!

沼津魚市場の名店!

沼津港に行ったことがある方ならご存知かも知れませんが・・・

「魚河岸丸天」の「海鮮かき揚げ丼」は

沼津魚市場の中でも特に人気が高い名物料理で、

いつも長い行列ができています。

魚河岸丸天は昭和41年創業の老舗。

魚河岸店以外にも、静岡県内に合計4店舗展開しています。

特許メニューが3つも!

魚河岸丸天はお刺身の他、焼き魚、煮付けなど

メニューのバリエーションの多さも魅力ですが、

特許を取得しているメニューが全部で3つもあることに驚きます。

海鮮かき揚げ丼 あら汁付(¥1,100)

海鮮かき揚げ(¥900)

まぐろのフルテールシチュー(¥1,200)

かなり良心的なお値段ですよね。

人気テレビ番組「人生最高レストラン」でも紹介されました。

調理方法で特許を取得

魚河岸丸天さんの名物料理、タワー型のかき揚げ丼は、

ただ美味しいだけではなく、特許を取得していることでも注目を浴びています。

かき揚げ自体、元々ある料理なので、

食品としてのかき揚げ料理で特許を取得したわけではありません。

かき揚げ調理器具の特許も色々ありますが、

魚河岸丸天さんが取得したのは、

かき揚げの調理方法についてです。

かき揚げ丼の調理方法に関する特許

かき揚げ用の鍋のなかに、無数の小さな穴が空いている専用器具を入れ、

油の温度を均等にする工夫や鍋を上下に振る工夫などを駆使し、

かき揚げを仕上げます。

かき揚げをタワー型にするための調理過程で特許を取得しました。

 

同じかき揚げでも形で個性を出すと、

特許を取得することができることが分かりました。

まさに“知的財産”ですよね。

ワールドカップで大活躍!サッカーの試合に欠かせない特許アイテムとは

サッカーの試合で、ユニークな特許アイテムを見かけました。

ワールドカップでも大活躍していますが、フリーキックの時に審判が使用している謎のスプレーを見たことはありませんか?

ワールドカップで使われる謎のスプレー

サッカーの試合をじっくり観察していると、

フリーキックが始まる前、

守る選手とキッカーが蹴るボールとの間にラインを引くため、

審判がスプレーを使っていることに気づくはずです。

実は、このスプレーこそ、世界各国で特許化されている特許アイテム。

芝生に引いた白いラインは1分以内に消え、

試合を邪魔することはありません。

バニシング・スプレーでファンのイライラがSTOP!

フリーキックの時に使われるスプレーは、「バニシング・スプレー」と言います。

既にブラジルやアメリカ、ヨーロッパや中国で特許化されています。

発明者のエイニ・アレッグマーニェさんがバニシング・スプレーを思いついたのは、

「フリーキックの時にサッカーファンがイライラしている時」

だそうです。

蹴る選手と守る選手の境界線が曖昧だと、

守備側の選出たちはどうしても前のめりになってしまい、

度々レフリーが選手たちを後ろに戻さなければなりません。

その都度試合が中断するのは、

確かにイライラさせられてしまいますよね。

白熱した試合で残り時間が限られている時など、

全体のイライラも最高潮を・・・・。

キッカーが蹴るボールと守る選手たちの距離を明確に分けるため、

バニシング・スプレーが大活躍。

無駄に試合が中断されることも激減、

会場が嫌な空気に包まれることも少なくなりました。

特許発明者は利益度外視!サッカー愛がすごい・・・

現在、バニシング・スプレーは国際特許が出願され、世界中で特許化されています。

2012年には国際サッカー評議会(IFAB)の承認を受け、

現在ではワールドカップに正式起用されています。

開発者のエイニ氏は利益よりサッカー愛を優先し、

ワールドカップのためにバニシング・スプレーを320缶も提供したそうです。

現在は特許を巡り大揉め中!?

ただし、美談で終わるかと思いきや、

この特許を巡り開発者の1人と国際サッカー連盟はアイディア盗用の疑いで揉めているそうです。

実は、この揉めている開発者とスプレーを寄付した開発者は別人。

バニシング・スプレーは同時期にアルゼンチンの起業家、

パブロ・シルバ氏も開発しています。

そして、アイディアを盗用されたと訴えているのは、

ハイネ・アレマーニュ氏という新たな人物。

登場人物が錯綜しているので非常にややこしい状況になっていますが、

ハイネ氏も44カ国に通用する特許も取得している開発者のようです。

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200

日本で発行されたこのスプレーの特許です。

簡単に説明すると

「フリーキックで一時的なラインを引くのに使うスプレー」

ということになりますが、正式な説明では

「発泡水性組成物、その使用、及びスポーツにおける規定距離の一時的境界設定方法」

となります。

いずれにしても、平和に解決できると良いですね。

しわが消える?アンチエイジングメイクの特許とは

最近のメイク技術はかなりすごいですよね。
「整形レベルのメイク術!」なんて実例がユーチューブにもよく投稿されていますが、
一重を二重にするだけではなく、細く小さな目を大きくしたり・・・。

本当に整形したように別人に見えます!

有名なメイクアップアーティストも大勢いますが、
そうえばメイクの技術は特許を取得することができるのでしょうか。

“メイクの仕方”の特許は難しい

 

実は、メイクの仕方について特許を取得するのは難しいようです。

メイクに使用する道具自体が独創的な場合、

道具の使用方法に関する特許を取得できる可能性はあります。

ただし、特許のルールには

「技術的創意工夫を一切含まない、人間の行動だけで構成されるアイデアは、特許法の保護対象に該当しない」

というものがあります。

 

コスメの特許は”有り”

 

コスメの浸透技術などは特許を取得できます。

ただ、メイクアップ技術の基本プロセスはどうしても似てしまいますよね。

個別に特許を取得するのはハードルが高いようです。

実際、日本を代表するメイクアップアーティストの藤原美智子さんも、

オリジナルブランドでは特許技術を駆使したコスメを販売していますが、

自分自身のメイク方法に関する特許は取得していません。

 

あの花王が!アンチエイジングコスメの特許?

 

ところが、純粋にメイクの技術方法について特許を申請した会社を見つけました。

なんと、あの大手の花王です。

花王が申請したメイクアップ方法は、老化トラブルをカバーする内容。

確かに需要は確実にありそうです。

 

 

残念!特許庁から拒絶通知・・・

 
この特許は現在審査中ですが、既に特許庁から

「従来技術に似ている」

という拒絶理由を通知されているため、権利化は期待できないようです。

残念ながら実現は難しそうですが、

花王は他にもコスメの技術やメイクアップシミュレーション方法など、ユニークな特許を積極的に申請しています。

メイクアップシミュレーションの特許

2011年に花王が申請した「メイクアップ方法」は、

「しわや毛穴等の皮膚の表面の凹凸を簡便な手段で目立たなくすることができるメイクアップ方法」。

まさに妙齢女性が切実に望む技術です。

今後花王から発売される新商品も楽しみですね。