最近のメイク技術はかなりすごいですよね。
「整形レベルのメイク術!」なんて実例がユーチューブにもよく投稿されていますが、
一重を二重にするだけではなく、細く小さな目を大きくしたり・・・。
本当に整形したように別人に見えます!
有名なメイクアップアーティストも大勢いますが、
そうえばメイクの技術は特許を取得することができるのでしょうか。
“メイクの仕方”の特許は難しい
実は、メイクの仕方について特許を取得するのは難しいようです。
メイクに使用する道具自体が独創的な場合、
道具の使用方法に関する特許を取得できる可能性はあります。
ただし、特許のルールには
「技術的創意工夫を一切含まない、人間の行動だけで構成されるアイデアは、特許法の保護対象に該当しない」
というものがあります。
コスメの特許は”有り”
コスメの浸透技術などは特許を取得できます。
ただ、メイクアップ技術の基本プロセスはどうしても似てしまいますよね。
個別に特許を取得するのはハードルが高いようです。
実際、日本を代表するメイクアップアーティストの藤原美智子さんも、
オリジナルブランドでは特許技術を駆使したコスメを販売していますが、
自分自身のメイク方法に関する特許は取得していません。
あの花王が!アンチエイジングコスメの特許?
ところが、純粋にメイクの技術方法について特許を申請した会社を見つけました。
なんと、あの大手の花王です。
花王が申請したメイクアップ方法は、老化トラブルをカバーする内容。
確かに需要は確実にありそうです。
残念!特許庁から拒絶通知・・・
この特許は現在審査中ですが、既に特許庁から
「従来技術に似ている」
という拒絶理由を通知されているため、権利化は期待できないようです。
残念ながら実現は難しそうですが、
花王は他にもコスメの技術やメイクアップシミュレーション方法など、ユニークな特許を積極的に申請しています。
2011年に花王が申請した「メイクアップ方法」は、
「しわや毛穴等の皮膚の表面の凹凸を簡便な手段で目立たなくすることができるメイクアップ方法」。
まさに妙齢女性が切実に望む技術です。
今後花王から発売される新商品も楽しみですね。
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