毎年PTAを悩ませるベルマークの切り取り作業・・・。
経験者なら、
「ベルマーク」と聞くだけで顔が曇る気持ちもわかるのではないでしょうか。
今回は、この大変な作業を楽にする特許のお話です。
予想以上に大変なベルマークの切り抜き作業・・・
PTAの仕事の中でも、トップクラスに「辛い!」という声が多いのが、
ベルマークを切り抜く作業です。
何しろ、ベルマークのサイズはバラバラなので、
切り抜く手間は相当なものです。
お母さんの大変な姿を見て・・・「何とかしたい!」
ベルマークの切り抜き作業に苦労する母親の姿を見て、
ある小学生が「なんとかしたい!」と思いました。
ある小学生・・・兵庫県伊丹市の小学校に通う加藤美典さんは、
試行錯誤してベルマークを切り抜くための装置を発明しました。
歳年少の小学5年生で特許を取得!
加藤さんは元々図工や絵が得意だったそうですが、
小学生でこの発明に至るのは本当にすごいことですよね。
無審査で登録できる実用新案とは異なり、
特許権を取得するとなると厳しい審査要件を満たさなければなりません。
特許権取得の実務を依頼した神戸の特許事務所とタッグを組み、
数々のハードルを乗り越え、とうとう特許権取得に成功しました。
小学5年生の特許取得はその時点で歳年少。
「歳年少の特許権取得者(天野特許事務所)」
http://www.apip.jp/最年少の特許権取得者
小学生が取得したベルマークの特許とは
加藤さんが開発したベルマーク型抜き装置は、大型の卓上ホチキスのような形状。
溝にベルマークを挿入し、マークのサイズに合わせて刃の間隔を調節します。
セットすれば、レバーを押し上げるだけできれいにマークを切り抜くことができる仕組み。
ホチキスを使っていて思いついたそうです。
「ベルマーク型抜き装置」
https://patentfield.com/patents/JP20180110944
ベルマーク作業を楽にする特許まとめ
毎年大勢のPTAママたちを泣かせているベルマーク作業。
こういった便利なアイテムがあることを知れば、
少しでも作業が楽になるのではないでしょうか。
「ママを楽にしたい」というお嬢さんの気持ちにジーンとくる特許です。
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