日本でも大人気のドローンは、テレビ番組でもよく見かけるようになりましたよね。
海外では既に宅配ドローンの実現化が進められています。
ただし宅配ドローンを実用するにあたり、心配になるのは「途中で盗まれてしまうのでは?」という問題。
今回はドローンが盗まれるのを防ぐための特許のお話です。
ドローンの可能性は広がる一方!
ドローンは本当に活用の幅が広いアイテムです。
カメラを搭載すれば人間が行けないような高いところ、危険なところまで撮影することができます。
荷物を載せて運ぶ宅配ドローンにも期待が高まっています。
アメリカの「スタートアップZipline」も、ワクチンや輸血用血液を届ける世界最大規模の医療配送ネットワークをガーナで築き、注目を集めています。
ドローン宅配の致命的な弱点って?!
日本でも楽天や日本郵便が宅配サービスの実験を重ねていますが、まだまだ実用化は難しそうです。
と申しますのも、ドローン宅配は途中で盗まれてしまう可能性を否定できません。
「途中で盗まれるのでは?」という致命的な弱点は、利用する側はもちろん提供する側にも極めて高いリスクになります。
IBMが「泥棒ドローン防止システム」を開発!
この懸念点を払拭するため、一足はやく動いたのがIBMです。
IBMは「泥棒ドローン防止システム」の特許を出願、既にアメリカで特許を取得しています。
IBMが取得した「ドローンによる匿名の盗難を防止する」特許とは
IBMが取得したのは、「ドローンによる匿名の盗難を防止する」ための特許。
具体的には、どういった技術で盗難を阻止するのでしょう。
この技術は、ドローンが地面を離れる時にシステムが起動する仕組み。
荷物の高度を記録し、ブロックチェーン・プラットフォームにデータをアップロードし、荷物を追跡すると同時に不審な動きがないかどうか監視することが可能です。
※「ドローンによる匿名の盗難を防止する」特許番号「US 10,475,306 B1」
ドローンの盗難を防止するための特許まとめ
日本でも宅配業務の深刻な人手不足が問題になっています。
ドローンを活用することで人手不足問題にも突破口が開くのではないでしょうか。
また、空には渋滞がないので、もし宅配ドローンが実用化すれば、よりスピーディーに荷物を配達することができます。
安全面の考慮は忘れず、宅配の新たな可能性が広がることを、期待して待ちたいと思います。