現代社会に手放せない車はどんどん新しくなっていますが、ワイパーもびっくりするほど進化しています。
今回はレーザービームで汚れを落とすワイパーの特許のお話です。
ウォッシャー液が不要になる?!SFみたいなワイパーを開発
車のフロントガラスが汚れていると、思わぬ事故につながることもあります。
ガラスの汚れはウォッシャー液を使ってワイパーでこすり落とすのが一般的ですが、今回新しく登場したワイパーはレーザービームを活用します。
この近未来的ワイパーが定着すれば、ウォッシャー液の需要が激減するかも知れません。
テスラが開発!レーザービームワイパーの特許とは
画期的なワイパーを開発したのは、自動車メーカーのテスラ。
レーザービームで車のフロントガラスの汚れを落とす特許とは、どんな技術なのでしょうか。
「車両および太陽光発電部のガラス製品上に堆積したゴミを洗浄して除去するパルスレーザー」
https://patents.google.com/patent/US20190351873A1/en
この技術を使うと、車のフロントガラスに堆積したゴミを検出し、取り除くことができるようです。
出願文書に添付されている図を見ると、車のボンネットにセットされたレーザーワイパー装置が、フロントガラスに付着したゴミに向かってレーザーを放っているのが分かります。
リアウィンドウにこびりついた汚れも、側面のレーザーワイパーで洗浄可能。
レーザーワイパーで太陽光発電パネルも洗浄できる?
テスラが開発したレーザーワイパーは、車の洗浄に留まらず、建物に設置されている太陽光発電パネルの汚れをきれいにできる可能性も秘めているとか・・・。
太陽光発電パネルの汚れ問題は業界でも頭の痛い問題なので、もし実現化すればソーラーカーの普及に大きく貢献することは間違いありません。
ただし残念ながらレーザービームワイパーで洗浄できるのは、ガラスにこびりついたゴミや汚れ限定。
雨の水滴で汚れたガラスをきれいにする機能は期待できないそうです。
レーザービームワイパーの特許まとめ
テスラはSF映画に出てきそうな電動ピックアップトラック「Cybertruck」を2019年に発表したばかり。
車のデザインはもちろん、機能性まで近未来的な発想で開発していたことに驚きを隠せません。
今後もテスラの発表を楽しみに待ちたいと思います。