特許の取得に年齢制限はないため、10代で特許を取得するニュースも度々報告されています。
先日も、特許を取得した小学6年生のニュースが飛び込んできました。
今回は小学生が開発した、洗濯バサミを収納する道具の特許のお話です。
洗濯バサミのしまい方・・・困っていませんか?
地味にイライラする家事の1つが洗濯・・・という方は多いのではないでしょうか。
洗って干すという単純作業に加え、「使うアイテムをしまう場所に困る」という声が多いようです。
特に洗濯バサミは数が多い上、きちんとしまうのが難しく、ついごちゃごちゃしがちなアイテム。
この洗濯バサミを揃えて収納するための特許道具が開発されました。
12歳が開発!洗濯バサミを収納する道具の特許とは
洗濯バサミを揃えて収納する道具の特許を開発したのは、神奈川県平塚市の小学校に通う12歳の少年。
果たしてどんな構造の道具なのでしょうか。
特許技術を開発した守田貫一郎くんは、まず、厚紙などでつくった細長い筒状の容器をこしらえました。
その中に竹ひごを取り付けて軸として、洗濯バサミを竹ひごに通して落とす仕組みを考案しました。
内壁に沿って同じ向きで落ちた洗濯バサミは、下から取り出すことが可能です。
「洗濯バサミ収納具」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-6614690/AAC03E7FF11A54A0AB0238DE087023785B03576859BD458052931E6CD75EF001/15/ja
市長賞受賞!審査員の提案で特許出願の流れに・・・
この技術によって、守田くんは平塚市で開催された市児童生徒創意くふう展小学生の部1位市長賞を受賞しています。
たまたま審査員長に弁理士さんがいたことから、「特許を出願してみれば?」と提案され、今回の特許権登録に至ったそうです。
洗濯バサミ収納具の特許まとめ
特許を発明した守田くんは、自分で洗濯物の取り込みを手伝っていて、もっと洗濯バサミを取り出しやすい収納道具があればいいのに・・・と感じたことか発明のきっかけになったそうです。
お母さんのお手伝いをするだけでもえらいのに、極めて実用的な特許技術まで思いつくところが本当にすごいですよね。子供の自由な発想力やアイディア力には脱帽です。