大きな台風が通り過ぎましたね。

さて、台風のような災害に見舞われると、防災意識が高くなります。

自然災害の対策になるような特許がないのか、気になるところです。

台風の特許は意外と多い

実は、台風に関する特許は世界のあちこちから出願されています。

確かに、台風の被害は日本より海外の方がひどい印象です。2005年にアメリカで起きた巨大ハリケーン「カトリーナ」のニュースも衝撃的でした。

ビル・ゲイツも台風を抑止する特許を申請

実は、マイクロソフトを創業した億万長者、ビル・ゲイツも台風を抑止する特許を申請したことがあります。

ただし、残念ながら、ビル・ゲイツのアイディアは専門家からこぴっどく否定されています。科学者の多くも「ほとんど不可能」と賛同せず、実現していません。

ビル・ゲイツと同じ発想の日本人が!

ところが、もっと驚くべきニュースを見つけました。

ゲイツが断念したこの特許に近い内容のものが、日本人によって申請されています。

しかも日本で特許が出願されたのは2006年、ゲイツは2009年。つまり、ゲイツよりも先に申請していたというわけです。

有名すぎる億万長者と同じ発想をしているなんて、凄すぎますよね。

海面の水温低下装置に関する特許とは

さて、どんな特許なのでしょうか。

この防災に関する特許を発明したのは、北村皓一さん。海面の水温が上昇しないようセーブすることで海面から水蒸気が蒸発するのを防ぎ、低気圧の発生を抑えることができる、という内容です。

 

添付図面

7/11IPC: A01K 63/06 米国特許検索 権利識別: 存続

海面水温低下装置

出願番号:特願2006-21005 (2006/01/30)
公開番号:特開2006-254903 (2006/09/28)
登録番号:特許4559978 (2010/07/30)
特許権者:株式会社伊勢工業(三重県)
発明者:北村皓一
代理人:井澤洵 (100072039)
審査官:井上博之
被引用数:0

要約:本発明は、海面水温を低下させるための装置に関するものである。

http://www.conceptsengine.com/patent/grant/0004559978

防災に役立つ特許まとめ

台風の被害を抑えることができる技術が実用化されたら、まさにノーベル平和賞に値する功績になるはずです。そういえばゲイツの最終目標はノーベル賞を受賞することだとか・・・。